「わたし」の取り戻し方⑦エルメス編

無職がエルメスに入ってみた話。

Geminiが言った。

「さあ、ここからが本番です。」

Step 3:圧倒的スモールステップ。

夢を描いたら、次は動く番。
でもいきなり完璧にしようとすると脳が拒絶する。

脳はね、大きな変化を嫌うんですって。
ホメオスタシス、現状維持の本能ってやつ。

三日坊主の正体がそれらしい👀

だから「5分以内にできて、脳が変化だと気づかないくらい小さな行動」に分解する。

Geminiがくれた選択肢の中に、こんなものがあった。

「理想の自分が纏っていそうな『良い匂い』をつけてみる」

あ。

そういえば。


昔、伊勢丹の香水売り場で嗅いだ、あの香り。

ひとつは、力強い女性を彷彿とする芳醇な香り。
もうひとつは、大富豪にタイムスリップできるような香り。

どちらも天下のエルメス様である。

あの日以来、ずっと頭の片隅にあった。
いつかは買いたい。でもまだ早い。でもいつか。

その「いつか」が、なんだか、今日かもしれない。

私がジャーナリングで書いた「憧れの大人の私」は
良い匂いがする、と書いていた。

じゃあ、今日がその日だ。


スターバックスを出て
その足で銀座のエルメスに、入った。

来月から無職となる女が、堂々と。

この高揚感、映画化されてもいいんじゃないかというくらいの。

店内はシンプルで、静かで、空気が違った。
スタッフの方が丁寧に案内してくれて
いくつかの香りを試させてもらった。

そして選んだのは

HERMÈS バレニア。

ジャーナリングで出てきた、私の女性像に合う芳醇なやつを。


「セルフ退職祝い」と称して、購入。

袋を受け取った瞬間、思った。

私って、サイコーかよ。

スモールステップって、1ミリでいいらしい。
でも1ミリ動いたら、世界の見え方が変わった。

脳の神経可塑性は「小さな行動の積み重ね」によってのみ
本物の回路へと育っていく、とGeminiは言っていた。

バレニアの香りを纏うたびに
私の脳は少しずつ、憧れの大人の自分を
現実だと認識し始めるんだと思う。

これが、1ミリの魔法。

銀座からの帰り道は、もう心は無職の女ではなかった。

つづく🌿

最後までお読みいただき、ありがとうございました。🙇🌿

この記事を書いた「おおき にな(Nina)」は、正看護師10年以上の経験を活かし、医療・美容、セルフケア専門のAIハイブリッドライターとして活動しています。

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